知り合いの先輩職人さんが作った皿です。大まかに15cm角の大きさです。
ごらんの通り、寄木した無垢材を削り出して作られています。
この方、桐箪笥の職人さんなのですが、木を無駄にしたくないとの思いからこの様な技法を編み出して、この数年精力的にこのタイプの作品を制作しています。
ボウルや棗、花瓶など繊細な模様の作品をリーズナブルに提供されています。
上記の皿で千数百円です。
今後ショップやブログで紹介していきたいですが、直接連絡取りたい方はお問い合わせページからメールをお願いします。
長持です。蔵にしまわれて中身を守るための物です。 →ブログ
子供用椅子 材料 欅 幅約250mm、奥行き約190mm、高さ約175mm
寸法は、その時の材料によって10mm程前後します。
材料も楢、神代ニレ、ウォールナットなどその時々で変わってます。
これ、という寸法がある方には勿論応じます。
このような椅子では、脚を通しほぞにして、
座の表から楔を打って組み立てているものが
多い印象があります。
この子供用椅子は、あえてそのような組み方を
していません。
おかげで座の表面がとてもすっきりしています。
ウチでも子供が10年近く雑に使っていますが、
特にガタがでたりはしていません。
花台にしたり、色々使えますよ。
小抽斗
材料 楢(本体)
樺(脚・取手)
桐(抽斗内部)
幅 420mm
高さ 120mm
奥行き 110mm
オイルフィニッシュ
小抽斗(こひきだし)
材料 チーク(本体)
ウェンジ(脚・取手)
桐(抽斗内部)
幅 420mm
高さ 135mm
奥行き 115mm
オイルフィニッシュ
ものは小ぶりですが、
大きな箪笥に引けを取らない手間が掛っています。
今の住宅事情では、大きな箪笥などは必要無くなってきてるかもしれませんんが、この小抽斗のような無垢の木の品が、玄関やデスク脇などに、ちょっとあるだけで無意識に気持ちが安らぐ気がします。
黒柿の一輪挿しです。
樹齢100年以上の柿の木から
削り出しています。
椅子(ウォールナット)
幅 約410mm
奥行き 約450mm
高さ 約730mm
座面高さ 約400mm
参考価格 6万円
後脚は曲げ木で約10度傾斜しています。
曲げ木の部分は契(ちぎり)で補強していますが、この時は樺の椅子と2脚の注文でしたのでお互いの材料を契に使い兄弟分(?)を演出してみました~。
座板は薄くしていますが、踏み台にしても大丈夫で、座まで木製の椅子にしてはとても軽いです。
座板は下の写真のように左右対称の木目になるようにしています。(その時の材料により変わりますが、ただの寄せ集めにはならないように木取りしています)
組み手は、2段ほその片方を通しにして割り楔でとめています。
ワイン樽のギタースタンドです。
組み立て式になっていて、収納したいときはコンパクトになります。
これも樽の雰囲気を残したかったので、後ろ足(細い材)の長さを
切っただけで、横と縦の材は幅、長さ、アール、すべて樽の時のままです。
もちろん組み手の刻みは入っていますが。
白い線はタガの跡です。
ワイン樽で作ったボトル立てです。
ボトルを差すことでバランスを取って自立します。
樽の雰囲気を残すために長さを切って、穴を開ける
以外できるだけそのままにしています。
2010年製作の本棚です。
材料 本体・・・樺(かば)
抽斗本体・・・桐
抽斗の取っ手は、お客さんが見つけて来られた物です。
2017.1.17付のブログで紹介した机です。 幅1350×奥行き700×高さ720
材料 本体・・・地松
抽斗前板、隠し抽斗・・・ラテンローズ(らしい)
抽斗本体・・・桐
抽斗引手・・・楓
隠し抽斗は水組で組んであります。あるからくりで鍵が掛かるようになってます。
天板はブックマッチの2枚矧ぎ(にまいはぎ)で、なかなかの面構えになりました。
今回使った松材は、近所の大工さんが数十年前に製材していたもので、「もう使わないから」と譲ってくれたものです。
割れや捩れ、反りも結構ありましたが、息子用の机なので、良いチャンスと思い実験を兼ねてトライしました。
割れにはエポキシを充填し、その割れを利用して反りを矯正しながらクランプしたり・・・。うまくいったと思います。
・・・が、結構な手間でして、商売になるかはビミョーです。木を無駄にせずに済んだから善しとしてます~。
家族なので遠慮無く経年変化を観察できるので楽しみです。
杉のお盆です。
さざ波のような杢が出ています。
大径木にならないと、このような杢は出ず、
自然の造形に畏敬の念を抱くばかりです。
内寸 295×450