抽斗はこの様に組んでいます。包み蟻組といいます。
蟻の大きさが中央に行くほど大きくなっています。
2018年1月11日追記
ブログの移行作業中にこの記事に辿り着いたので、追記します。
包み蟻組という呼び方ですが、阿部藏之氏の著した「組手」という本では、この呼び方は間違いで
鬢太天秤(びんたてんびん)と呼ぶとありました。
「蟻は組まない」もので、天秤とは別物とのことでした。
僕がこの世界に入ったころは、すでに蟻組みという呼び方が広まっていて、何の疑いも無く使っていましたが、
もともと別物だったものが、ごっちゃになっているのでしょうか。
家にしろ家具にしろ、木を刻んで組み上げる文化が廃れつつあるサインのひとつかもしれませんね・・・。